ウブド3
一日中フリーの最後?になった。移動や用事が全く無い日の事だ。
8時に朝食に行くとたまたま4人席が空いてはいたものの、旧正月のせいか多くの席が埋まっていた。経営的には良いと思うが出来立ての頃に見つけて来た時はこんなにお客がいなかったはずだ。もの凄く特別な秘密のホテルだったのだが、それだけに賞に輝いたりして有名になってしまったのだろうと思う。ホテル総合誌の表紙になったのを見た記憶もある。アグン山噴火のネガティブがもう大丈夫な事は何よりだけれど。
そしてここウブド村も近年、車やバイクに観光客が凄まじく増えた。メインの道を駐車禁止にして、例えばガイドやドライバーが待機する大駐車場を作ったは良いが、それでも十字路の少しずれた感じの王宮の斜め直進の車が左行きの車までを塞ぐから根本がなっていない。その分だかベトナム並みにバイクが増え、ある通りはそのバイクを歩道に駐輪しやがるので歩行者が車道を歩かねばならず、どうなんだか。危ないぞ、とクラクションをならされて苛つく。そもそも警官などほとんど見ない。
それだけ平和で結構だが、喧騒が増してしまったのは残念ではある。
それでもホテルのヒューマン・ホスピタリティは変わっておらず、例えば今夕フロントに出向いて交渉したのだが、町中に(歩いて20分程度)行くシャトル(バン)の便数が極端に減って17時に出たくても無理なので、行きたい場合の特別料金の支払うとどうなるか?と訪ねたフロントスタッフの女性が私を覚えてくれていて、本来は1500円程度だが、ちょっと待ってて下さい、で、無料でお送りしますね、など親切で感動する事もしばし。当然、ドライバーにはそれなりの心付けを渡すものの一見さんとは違う辺りでにくいサポートしてくれるのは嬉しかったりする。それでリピートするのでしょうけど。
市場近辺が非常に楽しいのでうろついた。私のみ足マッサージなど。
で、同じ店で何か買うとして、売り子が違っても、結構キツめの英語で先日の価格はこうだったぞよ、を言えば、(少し気の毒な感じだが)即値引きされる。勿論、それでも儲かっているのだから交渉が出来ない人は買わない方が良い。強気で品格のある範囲で購入したい。
歩いていると先日購入したコーヒー豆店の明るい女性が「あっ、今日もこんにちは~」だとか、「あじのもと~」という兄ちゃんだとかがいて面白い。因みにここは狭い道に屋台が並んでいる南北の所なのだが、ここでも平気でクラクションを鳴らしてバイクが通過するので道交法など無いに等しい。玉石混交だがガイドブックに記載されている程には全く危なくも怖くも無いのはインドネシアの良い所かと思う、台湾で財布をやられた恨みは大きいのだ。
で、馴染みの表通りの「チンタ」レストランにて絶品のシーザーサラダなど。ここはガツンと来る味で毎回必ずリピートしている。店員のモチベーションも高い。我々のサーブを担当した若い女の子と少しハナシをしたのだが、後に12人の中国人グループが来た際、手こずった感じの挙げ句、全員が出て行ってせっかくくっつけたテーブルが無駄になったようなので、なぜ?と。
なるほど、メニューに写真が無い、英語が読めないから帰ったらしい。そう言えば香港のレストランは全て写真付きだった。私たちの店には写真付きメニューが無いんですぅ~と言いながらも慣れている感じだった。その後の6人グループの一人は英語メニューが読めたので注文を入れたが彼女がこっちを向いてニコッとするなんて映画のようだ。
最後に日本茶を頼んだら4人ならポット2つで充分ですよ~と言ってくれた。サーブの際に砂糖を持ってきたので、日本茶は砂糖を入れないよ~、あっ、知ってますけど持って来ちゃった、そうである。ハーブティのように飲むのよね:確かに。
涼しい夜道を歩いて帰って就寝。ここまで暗いか、という道をスマホの懐中電灯アプリを照らしつつ歩く。平和。
明日はアウトしてクタ地区にイン。途中の絶品中華、チェックインしてからの新月のお清めに出掛ける。去年に引き続き、バリヒンドゥ経のパワーを戴くのだ。
♫