2023年6月11日日曜日

御影世良美術館にて

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久しぶりでしたが、バロック歌唱のオブリカート演奏三昧のお手伝いで、神戸御影は世良美術館にて演奏して来ました。歌の先生の生徒さん達ですね。(チラシがなかったのでご案内出来ないままでした。)

関係ないものの、近くのコインパーキングに停めたら、御影のそこは5歳まで住んでいたお家の隣だったのです。神戸っ子。



さて、これが結構難儀なもので、(リコーダー指定の楽曲が存外バッハに存在し、吹きやすいのです。まぁ、パーセルもそう。)それが本来がヴァイオリンやフルート指定の楽曲は楽器の使い方を熟考せねばなりません。バロックピッチのD管のテナーをモダンピッチにてアルト指で演奏する等。オクターブ操作も大変です。手前のリサイタルとは訳が違います。また、サポートするのですから「絶対に」間違えたらいけません。


それに加え、通常の古典調律ではなく「平均律」なのでこれがまぁ「はまらない事」この上ないのです。ここが「合奏」と物凄く異なる点です。それだけ大学時代から古典調律の耳になっているわけで、調律の方にも「はまっていませんか」と言われる始末。





聴いている方には単なるリコーダー助奏ですが、こちらは実は大変です。こういう事は大学でもレッスンでも教えませんので、多分生涯私だけの技術かも知れません。断る人もいると思いますが、難しいのです。

これを「リコーダーの変換演奏」とでも言うのでしょう。聴いている方は譜面を熟読していない限りわからないと思います。また、そのように聴こえないといけません。



およそ2時間、脳の疲労に加え、全身筋肉痛。というか衰えを感じます。

しかし、バロック音楽とリコーダー、、奥が深すぎて面白いものです。