2023年6月30日金曜日

コレステロール

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私が肥満、、、現在180センチで70キロ代です。

先般の健康診断の結果ですが、コレステロール値が高く、糖尿病予備軍という数値が。


酒、タバコ、偏食はせず、砂糖もほぼ使いません。そこで教室の大人の方に聞いてみたら、皆さん「白米」ではないか、と、教えて下さいました。「うどん」、「パン」、「パスタ」も。唖然。


確かに、私は「食」にはそれほど興味がありませんが、「白米」だけは厳しく吟味し、疲労困憊でも必ず炊きます。「チン」のご飯は食べれません。贅沢だと言われても構いません。先日も山田錦の郷に行き、新しい小さな炊飯器を買って炊いたら絶品でした。


その「白い炭水化物」が悪いのだそうです。

で、玄米なり16穀米なりを加えて参ります。




ショック!!


2023年6月27日火曜日

変革期

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転職が当たり前になった今日、ある意味、頭脳流出の危機と考える事が出来るでしょう。確かに有名はアナウンサーがどんどん転職していますし、無理して働いたところで何だか達成感を得られない事項が頻発しています。

こんなことやってられるか、というこちら側と、雇ってやっている、という主体側の関係性が今は昔という感じです。定年まで働くつもりもありません、その金額でですか!?、という風潮ですね。


今年はえらく早期に来年度の「お前を雇ってやるぜ」という通告の伺いが複数校から来るのです。今までより確実に早くなりました。高圧的なスタンスは変わりませんが、青田買いなのか流出防止なのかはわかりません。

坂本隆一さん、萩原健一さん等がまだ若くして逝去した事を考えると、自分の「したい事だけ」をしたい年齢になってしまいました。上岡隆太郎さんが58歳で教養の通用しない笑いに愛想を尽かした末に引退した事が潔く憧れはあります。私は「バロック音楽」をしたいだけなのですが。




凄いと思うのは、「もう私で無くてもいいかねぇ〜」と感じている自分がいる事を見破られている変な感じです。一生懸命にやったところで人が集まらなければ、また、興味をもってもらえなければ特段意味がありませんし、加齢も加わり、やり甲斐の無い仕事は固辞しようと考察していたところでした。



我々の仕事は「余人をもって変えがたい」ものな筈です。



一方でスペイン公演が近づいて来ています。これは楽しみなのです。何せリコーダーを知っており、とても熱い聴衆なのです。



2023年6月18日日曜日

そうなんです

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リコーダーを始めてみたい、どういう楽器、楽譜から始まれば良いのか、何かアドバイスをもらえないか、、という方々にご来場頂ける機会を三木楽器さんがお作りで、不祥わたくしがアドバイザーを務めます。来場したとて購入せずとも良いのです。


俯瞰で考察するに、確かに普段気軽にご相談頂けないですので、スキルアップや楽器のグレードアップ等をお考えの方、お待ちしています。










2023年6月14日水曜日

現実的体力

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コロナが終息したらば授業が対面になり、それだけ準備と発声も大変なのですが、それが仕事なのですからちゃんとしないといけません。将棋の如く、3回先まで考察しておくのが講義演習なのは自明の理。頭がパンパン。


さて、頭が疲れ、立ちっぱで疲れますので、いっそ筋肉をいじめようと定期的にジムに通うように。そこで、将来に備え、足の筋肉を重点に、肩周りも徹底して負荷をかけます。これで姿勢を保ち、嚥下障害を回避出来ます。

ホクホクした筋肉にプロテインを与え、プールで激しく歩きます。その後、泳ぐのですが、、。愕然とします。得意の水泳だったのに25メートルの平泳ぎでバテバテ。なんとか50メートルは、と頑張るものの、そこに年齢を感じます。愕然とするとはこういうこと。




老いにあらがう努力は20年前からの「禁煙」、ここ2年の「禁酒」に至り、ストイックに筋肉をつける方に向かっております。我ながらストイックですね。舞台に立つ、という緊張感もあります。

将来の山での別荘生活に備えw、階段も坂道もドンと来い!となりたいもんなのです。


2023年6月11日日曜日

御影世良美術館にて

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久しぶりでしたが、バロック歌唱のオブリカート演奏三昧のお手伝いで、神戸御影は世良美術館にて演奏して来ました。歌の先生の生徒さん達ですね。(チラシがなかったのでご案内出来ないままでした。)

関係ないものの、近くのコインパーキングに停めたら、御影のそこは5歳まで住んでいたお家の隣だったのです。神戸っ子。



さて、これが結構難儀なもので、(リコーダー指定の楽曲が存外バッハに存在し、吹きやすいのです。まぁ、パーセルもそう。)それが本来がヴァイオリンやフルート指定の楽曲は楽器の使い方を熟考せねばなりません。バロックピッチのD管のテナーをモダンピッチにてアルト指で演奏する等。オクターブ操作も大変です。手前のリサイタルとは訳が違います。また、サポートするのですから「絶対に」間違えたらいけません。


それに加え、通常の古典調律ではなく「平均律」なのでこれがまぁ「はまらない事」この上ないのです。ここが「合奏」と物凄く異なる点です。それだけ大学時代から古典調律の耳になっているわけで、調律の方にも「はまっていませんか」と言われる始末。





聴いている方には単なるリコーダー助奏ですが、こちらは実は大変です。こういう事は大学でもレッスンでも教えませんので、多分生涯私だけの技術かも知れません。断る人もいると思いますが、難しいのです。

これを「リコーダーの変換演奏」とでも言うのでしょう。聴いている方は譜面を熟読していない限りわからないと思います。また、そのように聴こえないといけません。



およそ2時間、脳の疲労に加え、全身筋肉痛。というか衰えを感じます。

しかし、バロック音楽とリコーダー、、奥が深すぎて面白いものです。






2023年6月9日金曜日

不健康診断

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「健康診断」という「不健康な部分発見診断」に行きました。小慣れた職員のみなさんが逆に安心を生みます。小慣れすぎてアナウンサーより噛まない日本語が凄まじく正確。


気分は最悪です。

胃部X線のためにまさかのバリウムからの回転台からの下剤で最悪な気分。帰路はトイレ探しの緊急便意道。下剤なんて嫌。


「頑張る」という日本語は意味が分かりにくくて嫌いですが、バリウムが飲み切れない私に技師が「頑張って」と言いましたら、初めて言葉が響きました。





朝から飲食無しな分、なぜかローソンで使用出来る250円券をくれましたら、9時半に終了したらば、そこのイートインでサンドウィッチとコーヒーをば購入して、食べるありがたみを知った次第です。

毎日の「当然」がそうで無くなった時、身に染みます。ついでにカフェでモーニングをしました。



健康診断をして、なまじ疑いが出たら、精神を病んで胃に穴が開くかも知れません。放っておいて欲しいと思いつつ、人に迷惑をかけないために健康であれ、と、俯瞰で思うべきかと思いました。


体重は減少、血圧も前回から高い方が50以上も減少。(しかし、身長が2ミリ減少でお爺さん気分。今後は縮むんですね。)そう言えば、断酒しましたし、ジムにも行っています。


で、なぜバリウムに味をつけないのですか?





2023年6月4日日曜日

ご冥福を

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上岡龍太郎さんが亡くなられました。昔からこの方の「日本語」の使い方や言い回し等、深く尊敬している方だったのでとても残念です。上岡さんらしく、一切の儀式は無かったようです。


現代では、幸い「YouTube」で昔の映像が観れますので、未だに何度も見るのですが、それは「教養」の笑いの頂点であったと思います。決して偉ぶらず、多くの美しい日本語を口にされていました。論法も関西だからこそのもの。これほど言葉を巧みに操る芸は他に類をみません。

とても哀しく思います。





私の「日本語」にはそれなりの歴史があります。

幼少期に2年カナダに在住したために、完全に日本語を忘れ英語脳。当時は帰国子女の走りで、日本に復学したら軽いいじめにあったもんです。

定型で固まった日本の学校に馴染めず、当時の「登校拒否」をしたものでした。「個」を尊重しない軍国的な教育は高校までに至りました。全員疑問に持たない事が疑問だと思っていました。要は、自分の才能を伸ばす事は反抗と捉えられた時代です。全体主義は言い過ぎですが、友人も出来ませんでした。だからこそ音楽に従事しているのでしょう。


苦しんでいた帰国時期、昔教員であった祖母が毎日の漢字テストの予習として毎日毎夜「国語」教えてくれたのです。それでどんどん日本語がわかるようになって来ました。想えば、明治生まれの祖母は名教師だったと思います。



その後、上岡さんと鶴瓶さんが台本無しで喋るだけの「パペポ」なる番組が放映されます。大学時代それを食い入るように見ていました。関西の誇る「トークの頂点」だった番組です。ビデオにも撮っていました。

また、その後、英国に留学し、寂しさから日本語の本を読みあさりました。帰国してすぐに大学教員になり、多くの人の前で喋る、という業務が増えることになります。残念ながら最近の若者には駆使する用語のそれもほぼ無意味に思えるようになり、いよいよ私の時代も終わりに来ていると思います。言葉あそびに反応してもらえなくなりつつあるのです。



学生時代から、面白いと思う漫才や新喜劇を熱心に勉強したものです。「話芸」とは何か。不思議と「落語」ではありませんでした。恐らく丁々発止の「掛け合い」に興味があったかと思います。


未だに自分の教養に低さに毎日愕然としますが、話芸一代、上岡龍太郎さんの動画はまだまだ学ぶものが多くあります。以下が書き留めていた文言です。



人を呪わば穴二つ

芸は道によって賢し

獅子奮迅


山高きが故に尊とからず

読書百遍意自ら通ず

和して同じず


我がものと、思えば軽し、笠の雪

少年老い易く、学なり難し

李下の冠、瓜田の覆




彼がテレビ番組で何気なく話した言葉の数々の一部です。


美しい日本語をありがとうございました。次の人を残して頂きたかったと思います。

ご冥福をお祈りいたします。