2023年2月17日金曜日

奄美大島

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用事で鹿児島、それならついで奄美大島を訪れました。いつもはこの時期、バリ島に10日程行く季節ですが、まだ渡航は慎重にしたいというのが一点、亡き父のアナログ書類が次から次に、が一点。せいぜい国内に数泊が限度な状況の中、世界遺産の南の島を訪れたわけです。美しいものを見ると心が掃除される気がします。確かに透明の海やら星や雲など、普段見ないですわね。仕事より相当大事なものです。


透明度は沖縄本島に勝るコバルトブルーの海


とにかく北は苦手で、南の島が好きな傾向ですので、今まで与那国、宮古、石垣、西表、竹富、久米、与論、屋久島は経験があります。

で、元国営航空はJALさんがこういう島々には便利。那覇空港や鹿児島空港はハブです。外国に行かないと決めれば国内でマイルも使えるため金額はかかりません。おまけに支援がありますので食費もかかりません。今が旅どきです。因みに、奄美〜伊丹便も関空もあります。


奄美の鶏飯(けいはん)


奄美空港でレンタカー、これが一日3千円也。島は沖縄の3分の2程度はありますから車は必要。ことごとく回りました。絶影の連続です。国道58号線を南下すると瀬戸内町に。そこで絶品のコーヒー(奄美コーヒー)をば。西海岸も絶景。




さて、人間に筋肉は重要という話をしますので、奄美に行くつもりの方は必読ください。

細かい旅程は記しませんが、ありがちな現地ツアーに申し込んだならば、「筋肉」が必要で、可能な限り若いうちにどうぞ、という内容。旅慣れているので、洗濯も旅程の半分を持参し、コインランドリーを使いますが、これも体力と気力、時間に余裕が要ります。ナイトツアーの夜は無理です。


ナイトツアー::夜に特別天然記念物の黒うさぎや夜行性に夜行性動物、および、満点の星空を見に行きます。それは凄い事でした。固有種のウサギは未だに生態は不明との事。六匹ほど現れました。

認定ガイドの説明と運転。道は厳しく制限されているそうです。

夜7時過ぎから。ジープ(屋根無し)に乗りこみます。戦争映画の兵隊が乗り込むジープを想像して下さい。どうしても前を見ると首の方向がフロントに向くため、首にきます。乗り心地はありません。尻が痛い時は立ちます。踏ん張ります。握力が要ります。


普段、星なんて見ますか? 凄い数です。


奄美大島が暖かいなんて事はありません、夜はエグく寒い。3時間屋根は無し。冷える冷える。トイレタイムはありません。加齢による過活動膀胱に備えましたが、なかなかなもんです。

一度だけ星を見るために車から降ります。筋肉が思うように動きません。おじいちゃんになります。ツアー終了したらトイレにGO!!

乗り心地はありませんので、身体全体がおじいになります。オフロード、板の椅子は辛いもんです。若い人が参加していて余計におじいでした、、。

ちなみに夕食の時間設定も難しいもんです。私は夕方にパン、ツアー後は弁当をホテルの部屋で食しました。奄美のお弁当は美味しいと思います。故に研修と呼びます。遊びではありません。


耳が長く進化する必要がなかったとか


翌朝、身体は硬直しておりますが、旅の勢いとは怖いもので、マングローブのカヌーツアーに行きました。本当は原始林の金作原(きんさくばる)を希望しましたが満席。カヌーはOK。

北限のマングローブはそれは素晴らしく、透明度も素晴らしい上、海亀にも出会いました。


海水を根っこで消化、炭水を葉っぱで


で、ですね、、上半身でパドルを漕ぐこと1時間。腕が!!!


入江で波はありません


これを先人は「満身創痍」と言いました。


あとは何も出来ず、カフェでふわふわ、最終のリゾートにインしてふわふわ、何もせず、眺める海と星空は最高でした。雲なんて見ませんが、こういう時は空、雲、陸、海、浜を見ます。そうすると虚心坦懐、何も思考しません。



とにかく、若いうちにどうぞ。奄美は魚介類、鳥がお勧め。ホテルはピンキリでチェーンはありません。東横インもヒルトンもありません。街中は困りません。スーパーは大中あります。


初めは街中ビジネスで最後はリゾートへ


星空や空、雲が素晴らしい、人は親切、食べるものは美味しいですね。水道水が美味しいのもポイント。チェーン店(マクド、ケンタ、吉野家、カラオケ系、スタバ、タリーズ、など無し)は極端に少ないのでひと昔の日本を感じられます。案外フライトはあります。


沖縄に比べれば相当田舎ですが、困らないですし擦れていない感じが好感でした。結構話しかけられるので人見知りには向かないかも知れません。そういう意味では大都会は無視してくれますよね。