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ホテルの駐車場担当のおじさんが88所を廻っているんですぅ、というと、へぇ~そうは見えませんねぇ~という会話。一体どう見えているのかしら。また、それはどういう経験に基づく意見なのか興味がありました。(装束を着ていないから?)
でも、番所の順番等に捕らわれず無理なく廻るのが良いんですよ、と助言下さいました。人間に興味を失いつつある都会とは少し違う会話が確かに数回ありました。
さて、今日は四万十川中域の町を目指します。途中にある寺数か所に立ち寄る行程。
ひとつ、二度と行きたくない程に狭い山道に遭遇。偶然対向車が無かっただけで、たられば怖い経験となったでしょう。調べると四国には結構こういう参道があるとか。運が良かった事です。
途中に「番外」の霊場と言うのがあります。もともと88所自体、空海が作り上げたものではありません。ほぼ完成されたのは江戸時代でざっくり後付けです。番外は20寺あり、合わせて108寺になるのですね。勿論、歴史的に空海にゆかりの寺だらけですが、現在は全てが真言宗とは限りません。でも、全てに個性がありますから楽しい事です。思っていた「陰」では無く「陽」です。まぁ数などどうでも良い事かもしれません。
そもそも「密教」は俗世を遮断してひたすら修行をするので、ほぼほぼ(大寺院の京都の東寺を除き)平地にはありませんので、四国もご多分に漏れずそうです。偶然、津波の避難場所にもなり得ると思います。それだけ四国にはポコポコと平地に山が登場する面白い地形とも言え、確かにわざわざかなり登ります。(★足腰が動く年齢内に行っておきましょう)
さて、と、言いつつ宇岩本寺というのは町中にあり、伽藍の横をJRが走り抜けて驚きました。カフェなどまで。門前で柑橘類を売っていたりと面白い所もあります。
この寺に参る前に、最近よく見る道路横のコインランドリーに寄り洗濯物を入れて回しておくのでした。賢いでしょ? 戻ったら、乾燥に入れ替え、その間にスーパーで飲み物やらを買うのです。
で、四万十川が二か所あるんかと思っていたら、何のことはない、上流にいて、下流に向かうという行程なわけです。四国は分水嶺はあり過ぎて全てが山と海のある県ですし、わかりません。
で、四万十川の上流から西に下っていく道は絶景でした。途中で川を見ながらカフェ出来る所を見つけてお茶。運んでくれたおば様に「素敵な風景ですね」と言うと「わたしゃ毎日だからわからんし、四国はお金が無いから護岸工事が出来なかったらこういう(清流)になったんですよ、ごゆっくり、15時閉店ですけど」と。クールですが、対応はそう言えば四国の方々は暖かい印象ですね。
ホテルに入り温泉にドボン。その後、清流の水を触りに散歩に出ました。
しかし、ここは夏が良いでしょう。全て寒いです。
部屋から見える修繕中の沈下橋 |
# 清滝寺、別格:大善寺、岩本寺
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