この年齢では酷なのか、今だからなのか、テレマン作品の室内楽演奏会で音符を沢山吹いて来ました。
特にリコーダーでは音の羅列が半端無く、若者向きの作品だと思うのは勝手な主観ですが、ここ2年ほどは協奏曲や室内楽尽しで、衰えに歯止めはかかりそうでより技術の練習をするようになるという始末。優雅なフランス作品が得意なのですが、神様のいたずらというやつでしょうか。
ゴリゴリの古楽集団の音響をお届けしました。 |
そもそも客演させて戴く事がそれほど多く無い演奏家な上、6曲中の5曲に参加でしたのでなかなかの修行となりました。
しかしながら己では組まないであろうプログラムを演奏出来たり、経験豊富な先輩方との対等での立場というものにはかなり刺激がありました。フルートとオーボエの爆音に同等に響かせて品格を維持するという試練。楽器選定にも迷った次第。
そもそもリサイタルなどで己の自由度が高い演奏会はするものの、今回は相手方の要求する演目を強制的?に演奏しなければなりません。それだけ自分勝手にリサイタル等ばかりしてきたものですので、意外な発見点や模索点などが多々。
それでもまだまだテクニックには不安があり、より一層の努力が必要かと感じました。
音符の間で迷いみたいな不思議な思考が邪魔をするのですね。なんなんでしょう。
縦と横は珍しい絵です。フルートはレアなオリジナルだそうです |
思わぬ(大阪教育大から5名、京都芸大から2名など)学生さんの来場で結果百名程の幅広いお客様にお聴き戴きました。お越し戴いた皆様に感謝申し上げますと共に、多分この編成は生涯無いでしょうから貴重な体験をされたかと存じますのでご記憶下さると幸いです。へへw
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