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ホールの抽選に外れたため、リサイタルを1年先延ばしにしました。
装飾の美しさとディミニューションに光を当てる演目を練っていただけに悔しいもんです。
公共ホールが公正なのは理解出来ますが芸術文化のためにプロ枠を作っても欲しい気がします。
プロも元々アマチュアだった訳ですからピアノ発表会で使われる事は理解出来ますが、数人のピアノ教師の先生方で実は同じ日にくじをひいており、当たった先生の日に共同で乗っかっている事実は公然と黙認される訳ですから理不尽。いつの世も真っ正面、正直に生きていると損。
様々な方々、なかんずく若者にリコーダーの魅力やバロック音楽の作品美の深層を伝える機会が確実に減ったわけですから慚愧の念にたえません。
公共のホールで演奏する事は、例えば、カフェや宗教的施設を拝借するのとは意味が随分異なります。曰く、公共的な訳で関西は非常に難しい場所なのは30年変わっていません。税金だけは上がっていきますが、完全に音楽に没頭出来る空間が演奏側も聴衆側にも必要なのです。
と、いうわけで、早々に気持ちを切り替えて、己の研修期間に替えました。
3月、台湾で結成し演奏する日台リコーダー合奏団(←プロ奏者のみ)で、高雄、台東を訪れ、その後に高雄から香港に入り、マドリッドに。
スペイン南部でイスラム文化圏の残るマドリッド以南を目指そうかと。
あの独特のアラビックな音階にはおおいに興味があり、なるほどフラメンコ等の音楽の特徴となっているわけです。
に、加え、若く無いものの、まだその気があるうちに「遠く」に行っておこうかというのも一因でしょうか。香港から実に14時間25分のフライトは地獄の沙汰。ビジネスクラスなどはもってのほか。
おいおいリポートをレポートにして記載して行きます。
とりあえずは早く2月くらいになって欲しい〜というハードルーティンな毎日をこなすナウ状態かと。
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