昔は片道でも4万弱程だった大阪、沖縄間のフライトが、片道ずつ購入しても一万円を切る時代になった。それはそれで、「移動欲」を低料金で満たせる事が出来るが、その分、確率高く遅延等のリスクも伴う事もある。
今回はジェットスタージャパンでの往路、ピーチアビエーションの復路。首里にある日航ホテルという行程でショートトリップをひとりで楽しんだ。12月の半ばは狙い目で天候も良く、ホテルも空きが多い。今回は日航ホテルの会員のポイントを達成し、無料宿泊。要するに一万円以内で旅行をしました、という事。
関西空港のジェットスターは日本航空と共同運行便扱い |
LCCを利用する際に、少しのエクストラ料金で一番前(アップフロント)の座席予約(アサイン)が可能で、日がな貧乏のプチ贅沢らしい側面とも言えようか。
で、速やかに搭乗してほしい搭乗ゲートでは、まず後方座席の常客から機内へ入って行く。遠慮せず、その列が細くなるタイミングで、たいていは全ての皆さま!となるので、前方であろうが列に並んでおくと早めに機内に入る事が出来、即ち、荷物収納も心配ない。
最前方だけに、手荷物は手元に置けないので、荷物だけが後方になり、降りる時に時間がかかるなどという事も無いからだ。
さて、機内へと入り最前方1Cに着座。離陸したら、気圧もあるし、加齢による前立腺肥大の影響もあるだろうが、とにかく過活動膀胱に悩まされる。そこで、早目に綺麗なトイレを活用しようと行動する訳だが、シートベルトサインが消えて、すわ、というのも少し控えたい。
クルー二人の真ん中をトイレに行くのはあまりスマートとは言えまい。
と言うわけで、物品カートを二人のクルーが押し、後方へと動き出した瞬間にすわ行動するのである。
クルーはまだ2番目のシート辺りを後方へとカートを押し始めたばかりで、すなわちあまり目立つ事なくすんなりと生理的欲求の処理を解決出来ると言うわけである。しかもだ。
処理後にコックピット至近の前方トイレから一番前のシートまでは2メートル程で、後ずさりで凡そ3歩。顔を他の常客に見られる事無く着座するのである。
自意識過剰と言うなかれ。LCCスムーズ使いこなしの搭乗美学である。
しかし、いつも思いますが、くそ真っ昼間にこれ程の人々が関西空港から那覇になぜ、何をしに行けるのだろうか。悠々自適の高齢者、団塊の世代、修学旅行、会社員はは大手エアラインなのだから、つくづく不思議だと思います。
で、復路の事をば。行きは向かい風で30分の遅延。まぁ用事も無いし仕方なかろうと。しかし。
部屋からの絶海:左奥に座間味諸島が臨める |
久しぶりにゆっくり眠れて正午にホテル日航グランドキャッスルをチェックアウト。
併設されているファミリーマートで宅配便で出してしまう。
あとはダイソーで売られている超薄型のナップサックで行動するのだ。
前述のホテルの醍醐味は落ち着いた迎賓館的雰囲気と圧巻の景観ながら、至近にコンビニが一切無いのも特徴か。ただただ静かだが、終戦の折り、日本軍が追い込まれて何とか立て篭ったとされる首里という場所だけに、現代史を知ると少し切ない気持ちもする。
19時35分の便まで時間がある。
最高の天気の中を、安里、牧志へと歩き、公設市場でお昼を食した。21度で太陽が照りつけ、実は熱中症になってしまった。しかもお昼の注文をしてしまった後に、ワナワナが襲ってきたのである。
よく行きよく注文するが、決してさほど美味しくない。が、食べたいのだった |
ここは頓服で何とか凌いだが、ボディとハートが伴わない身体になってしまったのかと愕然とした。
しかしながら、普段は味わえないひとりのんびりカフェなどを数回気まぐれに行う。
これは精神衛生上悪くない。
さて、ここからは悲惨な出来事に遭遇し、また、別の悲惨を見ることになるが、次回に記載する。
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