先日、ガナッシュリコーダーアンサンブルのカルテットチーム3で、神戸市のとあるコーラスグループの演奏会にゲスト出演させて戴きました。岡山本番以来の素敵な機会でした。
未だにリコーダーへの認知は低すぎて、逆に楽器の紹介でも、えらいコーナーになり得るのがその証拠たる所以ですが、逆にアトラクションとしてはまずほぼ喝采を戴きます。(喝采を受けるのは「楽器」ですけど。)
聴衆年齢は高齢者の方々が多々でしたので、手前のAKP作品から「からたちの花」、「朧月夜」を演奏して参りました。
一方、大阪のもはや国際的なリコーダーフェスであるアンリュウリコーダーフェスティバルには、初日からの各メーカーのプレゼンテーションのコーナーがあり、そこへ竹山木管のデモンストレーターとして出演して来ました。正しい知識を身に付けることは大切ですし、まだまだ知らぬ情報が多々な事を痛感します。
擬態の木になる私とプレゼンを行う竹山氏 |
さすがに専門的なフェスですので、プロや愛好家が国内外の方が集い、より専門家のプレゼンを聞くわけですから、こちらはマニアックでレアなひとときとなります。
私がした事と言えば、種々の材で販売されるアルトの実物を使い、テレマンの二本のリコーダーのための、とあるソナタの第一楽章のみを楽器を替えて何回もご拝聴頂きくという施行。その材は柘植、黒檀、楓、サクラ、紫檀、かりんに至りました。
材と音を相対的に理解して戴けた筈です。これほど材により音色が変化するのを具現化出来る機会も恐縮ながら奏者もそうそうあるものではありません。弟子の木戸さんと綿密にリハーサルに時間をかけ、個を殺し、楽器の音色と特徴に特化した方法をとったつもりです。
最終にはもはや日本ではなく、モチベーションの高い、台湾の男性のデュエットのデモンストレーションもあるようですよ。
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