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4回に亘ってお届けして来た「ジャック・マルタン・オトテール」の演奏会が迫り来る。
同じメンバーにお弟子を加え、毎年、半年をかけて、その音楽を練り上げて
細部にわたり妥協をせずに作り込むのだが、さすがに4年という月日には根拠があるのか、
例えば、大学1年からもう4年なわけで、その世界がようやく日本人の私にも入って来た気がする。
思えば、大学の卒業演奏に研究と演奏で演奏したのもオトテールで、その表現力は若い自分には
未熟な物だったように思う。
50を前に、研究の成果と成熟したであろうアンサンブルを発表するが、その間にお弟子の能力や
技術も同時にスキルアップし、それをも披露出来る事は幸せに思います。
そして、今回で恐らくリコーダー奏者は未達成の「全曲演奏」をしたことになり、多分ギネスブックが
認定にやってくるかもしれません。
反面「全曲」を演奏したからどうやねん、というのも事実でたいした意味は無いでしょう。
全ては経験であり、少なくともこの作曲家についてはなんでもお聞きください。
ということで、あすが最良の日となるよう、こころの傷つかぬ前日を送りたいと思います。
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