極めて良い天気。その分、スモッグまでわかってしまう感じもする。
気温は28度なので関西よりは過ごしやすいのが不思議だ。
緯度的には完全な亜熱帯なのだが、夜も乾燥していて過ごしやすい。
ランチをして、リハーサルに向う。
MRTに乗る程でもなく、タクシーは近すぎ、結局は歩くことにしようとしたら、
時間変更の連絡あり!
このよく時間を変更してくる人、っていうのはどういう人生を・・・。
部屋から北西をのぞむ |
妙な1時間が出来てしまい、結局はMRTでひと駅の西門駅界隈をうろついた。
ここは、まるでソウルの明洞のような感じだった。
怪我の光明という解釈で、おかげで新しいスポットを知ることになった。
時間を考えて博愛路という道路沿いのKHS楽器店へ向う。
ここで数時間のリハーサルを行うも、エアコンではなく、クーラーなので寒いのなんの。
先月もリハは重ねているため、比較的余裕をもって、演出上の相談なども行った。
あとはホテルに戻り、落ち合うべき竹山さんの奥様と愛弟子の木戸さんと落ち合う。
聴きに、と、サポートと勉強&交流に、と、わざわざ台湾まで飛んで来てくれて恐縮である。
なかなか出来るようで出来ないものだと思うし、それだけに何かを繋いでいきたい所存。
しかし、こちらの奏者では既に私のお弟子数名は有名であったりする。
訪日の際の交流が役立っているからだ。何か広げる事をしないと大阪が・・・。
で、
我々は明日に備え、おふたりは疲れを取る名目で、これも先月に気に入った中山の
マッサージ店に向う。
この店は全員が国家資格を持つ整体師による治療である事と、店が非常に綺麗で結構なのだ。
価格は日本のおよそ半値。たまたま先月と同じ整体師の人にあたるという偶然。
その後、中山路でタクシーを捕まえ、しいりん(士林)夜市に向う。
タクシー代が15分くらい延々と走っても420円とかは非常に結構。
前回に2回、昨日も来たので今年で4回目だが、ようやく路地と仕組みが掴めてきた。
前々回の経験で地下にある食堂にて、美味しいタンツォー麺や水餃子などを食した。
人数が多いと多くを注文出来て楽しい。それなのに激的に安価なのもテンションが上がる。
多すぎる、多すぎないか、多すぎる |
さて、
あすはいよいよ「台湾国立音楽庁」のホールにて演奏をする。
光栄なハナシだ。こちらの先生やスタッフにも深い感謝である。
随分とソロも多いのでこちらの聴衆にはどう聴こえるだろう。
幸い、先月のセミナーが功を奏した、との事。いわゆる成功である。
リコーダー好きのみならず、リコーダーでこんな曲や即興展開が出来るのか、と
実際的に思われることだろう。
リコーダー好きのみならず、リコーダーでこんな曲や即興展開が出来るのか、と
実際的に思われることだろう。
今後、台中、高雄か台南でもセミナーの予定があるそうで、そろそろ台湾語も
覚えていかなければならない。コミニュケーション・ツールとしてもだ。
それだけに、今年は個人的には今までに無かった激動の年になった。
そうなる運命だったと言う人がいる。私は組織や教師、団体には向かない。
根っからの主観的音楽家なのだ、と。カッコイイようで実は死ぬような想いも多い。
しかも、語学は必須。話せないのでは相手にされないし、こちらもしないからだ。
ソウルでのイベントに出演、先月の台湾でのセミナー、そしてこの2回の演奏会。
12月には香港で演奏をする。英語は当たり前で、24年のアルバイト教員の経験も当然役にたつ。
アジアを征服してみたい反面、面倒な事、傷付くこと、も多い。
欲は決して出さないことも重要。名刺の渡す相手、タイミング、人などにも神経を使う。
そこで売り込んだら阿呆という事もある。最終は状況判断、言葉と品格だ。
自分の進んだ30年のバロックとジャズというテクニカルかつストイックな道が、まさか日本以外で多く望まれるとは、数年前まではあまり考えてはいなかった。
音楽の歴史の連鎖で方法論が同じなのはいつも言うコトでたどり着いた事実である。
教会旋法でモードジャズが演奏可能とは昔は思わなかったことだろう。
また、それに日本の関係者が興味を持たないのも独特だろう。国民性の相違とも言える。
いずれにせよ、今までの「何か」が少しだけ実ってきたように考えても良いかもしれない。
♫