2024年4月29日月曜日

心の時代

 ♪


本年度、私の授業を履修した学生にインドネシア人の学生がいる。スラバヤからだそう。

日本語も堪能ではあるが、授業でも関西人同士の早口では理解が難しいと思う。確かに初回と二回目は少し困っていたようで、それを日本人の学生に確認した。ケアは必要。


という事なら、僅かながらインドネシア語で話しかけた。ダテに「バリ島」に20回も行っていたわけだが、役に立つもので、とても喜んくれて何より驚いていた。英語やドイツ語はともかく、この大学にそんな教員はいないだろう。

因みに、インドネシアは人口二億人で、ジャランは歩くという意味だ。また、マレーシアでも通じる。

サヤ(私の)、ナマ(名前は)アキヤマ。スラマッシアン(こんにちは)、アパカバール(ご機嫌如何?)、という具合。

で、彼女はその直後から格段に笑顔が増え、上を向くようになったので教員冥利に尽きる。彼女は英語も堪能なので、楽器の掃除方法などはそれで行う。こちらも新鮮。何より心が開いたと思う。


逆の立場だったら嬉しいはずで、しかし、私の場合はカナダとイギリスだったので、誰一人として日本語で話しかけてくれる事はなかった記憶がある。日本語と言えば、スキヤキと津波だろう。



さて、そんなインドネシア人に比べると日本人はかなりおぼこい。

センセ〜しんどい、眠い、終わってくれぃ、お金が無い、と連呼している状態だ。ここでも国力に差がで出していると思った。

せっかくの留学生なのにもっと交流すれば良いと思うが、どうも関心自体を失っているよう。私はスラバヤにも行きたいので、正しく交流しようと思っている次第。ジャワ島でボロブドゥールも近い。


けだし日本の未来が心配である事を実感している。連休の授業日に補講を実施したが生体確認は出来なかった。





2024年4月26日金曜日

ハガキ1通


何じゃあんたらは、、と書いた翌日、年金機構?からハガキが届いた。

あと一回で支払いは終わりだというハガキが。まぁ紛れもなく60歳になるわけだ。ずっと罰金を払って来た感じから解放される。しかも65まで払え、という裏で進みつつある法整備にはギリセーフであった。この嬉しさのない内なる解放こそ我が国らしさだ。勉強と試験ばかり科した社会には人間性が失われている、という証拠だ。お金の話に品性を欠くという錯誤も、もう辞めた方が良い。楽しい話なら良いと思う。増やして悪いか。

好きな四字熟語は「不労所得」である。 芸術なのだからこの歳で汗水垂らして、など嫌だ。


へんでんしょ



ところで、2年前に父が逝去間近だった際に気が急いて、車での速度違反で情状酌量もなく「11万円」を国庫に取り上げられた。当時はコロナもあり収入も激減で、さすが公僕共と思ったが、法令に違反した事実は事実なので反省して泣く泣く支払った。取る方は守られている。



年金事務所の消化器、怖いですね



そこに、運転免許の書き換えのハガキが届いた。当時、内容の無い屈辱の講習を7時間受講したのだが、さらに、今回は2時間だそうだ。天下りの輩のためだと思うが、それでも反省して、以降気をつけ、道では安全運転、ばんばん追い抜かれるようになった私がまたも嫌な想いを蘇えらされ、講習料まで請求されて、平身低頭で書き換えに行かねばならない。何なのだ。






そもそも父が死ななければ良かったのだ。




2024年4月25日木曜日

わな

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罠にハマってワナワナ。


まずは「ミドルエージクライシス」の一環か、世の中さっさと動いていない。気の毒ではあるが、せわしない電子化や30秒停止の鉄道駅での乗り降りにはストレスが付き纏う。まぁこれはまたの機会に。



さて、ムカついたので記録する。

この国の破綻ぶりはついにはドイツに抜かれ、そろそろインドにも抜かれる状態。確かに先はかなり細い。還暦になろうかというタイミングで、60まで払えという年金を65まで払えという法律を裏で着々と進めているという。吐くほど税金を払っているし、物価が高いのに狂気である。公僕が謙虚さを失っているのも気になる。




年金が破綻することはまず間違いないので、前倒して投資に回し、増やすことを有能なFPに相談した。これだけ世界では戦争が多発し、外国人の日本流入が続けば、来年でも不透明な国家になったと言える。そもそも祝日授業日が憲法に反しているのに誰も疑問を提しない。ガソリンの二重課税も憲法に違反している。怖いのは黙認している全体主義だ。



さて、日本年金機構という組織がまた胡散臭い。

H Pで予約をした。完璧に記入したらばメールが届く。それが実は「仮予約」状態なのだった。完璧に記入した自分がいるから、存外(後で理解したが)確定メールが届くシステムだったのです。妙な達成感があったのだろう、ひと月も前に予約したつもりでいて、わざわざ事務所に出向いたら、「はっ?」みたいな対応、、、、殺意。非常に冷たい。要は上記の「確定」がなかったわけで、メールを見返すも確定メールは確かに来ていない。

憤懣やる方ない。取るだけは一流なのに払うのは四流な貧国に呆然としている。




60歳以下の皆さんに(主観ですけど)67歳と11ヶ月で貰うと得、等という情報は信じないで、破綻する前にさっさと頂きましょう、とお伝えしたい。寿命が伸びて、まぁ元気な高齢者で賑わうクリニックや調剤薬局にいてもそう実感する。私よりも元気だ。

この、異常な超高齢化で我々の世代はミドルエージクライシスを確実に実感しているので、貰って己で増やすことでモチベーションを保ちましょう、と強く提言したいと思います。しばらく我慢しても貰えない国になっているとか、己が死んじゃうとかですね。



「敬老の日」にフルで大学の授業がある、というあたりは冷たい国になったと思いますね。





2024年4月18日木曜日

アドレナリン

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悪夢な出来事。


コロナという歴史的伝染病がもたらした、それ以降の人間の(特に若者の)今で言う「リテラシー」の高低、とでも言おうか、要は大学の授業で今年度(何となくではあるが)ようやく学生の若者らしさが、コロナ前、ゆとり後、に戻った実感をしたので、報告をば。




35年も講義演習の授業をしていると、その年度の面々の行動や反応が5分程でわかってしまい、これを経験に自分のデータを構築しているのであるがぁ〜

本年度、取り急ぎ、学生の反応、表情が今までになくキラキラしているので安心した次第。とても良く言えば、「学べる喜び」が表面化している現象とも受け取れる。




さて、ここからが己を襲った悪夢な出来事の報告。

反応が良いと当然、発進側はよく喋り、深く伝えるというアクションをとり、そのリアクションも、頷(うなず)きや笑いで応えて来る。それが、非常に感度良く、こちらのアドレナリンがドバドバと脳内に放出される。

単純比較は危険だが、昨年の今頃は例えるなら、葬式での漫談状態で、楽器を紹介して演奏しても拍手の一つも来ない状態だった。それだけに、自分の口伝、話術に自信喪失する事態に。テレビを観ない、本屋が潰れる時代とはこういう事かと諦めていた。それだけ教育現場に異常があった、という事だろうか。


本年度は取り急ぎ2大学で、数コマだけれども、物凄く元に戻ったと感じる。
(京都では去年異なるコマを履修していた十人程が拍手で迎えてくれる始末)


で、アドレナリンのせいで睡眠に大障害が出た。夢の中で夢をみる始末。これは脳が覚醒され身体は寝ている状態のようで、その翌日は相当な疲労をしていた。本当の睡眠障害というものかもしれない。続けばノイローゼになるだろう。兵士などが陥る覚醒による睡眠障害も人相を変える。これは米軍の戦争映画によく描かれる様で、どちらかというとネガティブな実情。




とにかく、脳とバランスをとるために肉体を疲労させてバランスをとり、ゆったり睡眠をとると良いはずで、(ジムに行く時間が無いので)一生懸命に歩いて汗をかいた。脳と肉体のバランスとは、いかに人間に重要か、と痛感。そう言えば、本番前夜は眠れるけれど、終演した夜は眠れない事はままにある。


学生にしてみれば、この先生は興味深い人物、と思うだろうし、こちらのプロ意識も高まるが、いかんせん危険な事だと感じた次第。「やり甲斐で調子をこく」と、己を滅ぼすかもしれないわけで、それだけ60歳という節目を慎重に考察したい、と感じています。ご自愛します。



2024年4月8日月曜日

 ♪


テレビで坂本龍一さんが亡くなる前のドキュメントを鑑賞。71歳で逝去。そう言えば、萩原健一さんなどは67歳でした。まぁかっこ良いですわ。見すぼらしくないというか。

番組は物凄く「死」を意識した本人のメモで構成されていました。本人からセデーションをかけるようにしたようで、最後は云々と。死ぬ確定があれば楽になる選択が可能です。



う〜ん、音楽家でも健康なうちに出来る事を。楽器を操る筋力も無くなるのは残酷です。


さて、地味な買い物をしました。車の「タイヤ」ですが、これは重要な要素ですから仕方がありません。色々人の力を借りて、ディーラーでは無くても無事交換。スポーツ車ですから想像を絶する価格です。国産は高価なのでイタリアのピレリーで。この国は高齢者に金を配るなら世話をしているミドルの人に配れよと思いますね。ガソリンも高いし、高速は値上がるし。


良い靴は良い靴に履き替えます


その慣らしで京都まで走りました。四月始めの京都は最悪の人出ですから夕方に向かいます。


何気なく「伏見桃山」の「寺田屋」周辺を歩いてみようと向かったら大正解。宇治川の派水路の桜が見事でした。全く知識が無かっただけにラッキー。




偏見ですが、そもそも坂本龍一には興味があれど、「龍馬」にはてんで興味が無く、逆に地方の薩摩と長州の言葉がわからないから共通語を作った訳で、なぜかそれを「標準」としている辺りに違和感さえ覚える始末です。ましてや都会である京都で殺されているわけで「寺田屋」って、今で言う事故物件ですか。


新緑の楓と桜のコラボが素敵


先日は(聖徳太子の頃から重要な地域だった)加古川の河川敷を走りましら、見事な桜でした。一説では、川の土手を固めるために桜を植えると、人が花見に来て土を固める効果があるのだとか。


眠いなら寝させてやろう柴の犬


さて、新学期です、、、、、私学に出向きましたが、このほどほどの教室に座れない40人弱の人数の学生が「履修登録」していても、それは今日の初回だけで、「謎の人数調整」が行われ、結局は来週からしか何ら授業が開始出来ないという事実を偉いさんは誰も知らんのですね。

何か変。無駄。あほ。


結局はお茶を濁して終わり。そもそも水が臭くて飲めないから「お茶」が発明されたのに。





2024年4月1日月曜日

新年度 24

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24年度は京都市芸大、京都教育大、大阪教育大、大阪音大での授業をします。

新しい出会いと凄まじい苦悩がまたやってきます。25歳で講師勤務デビューから34年目。そろそろベテランかも知れませんが、学生や教員、職員とのジェネレーションギャップが開き過ぎました。話が何もかも通じません。


ストレスから帯状疱疹を発症したため、このような苦悩からコマ数を最盛期の半分にして、ゆったり自分のために生きようと決心した次第です。今では上司は全て年下で皆さん出世していきますが、逆に人間力、適応力が心配なほどです。妙な感覚を持ちます。ひよこに従う鶏の気分?


本年は還暦になる年齢ゆえ、様々に相談、考察、喧嘩をした上で、上記、大学授業のコマ数を減らしてもらい、とにかく苦悩を減らし、自己の音楽活動(演奏と編曲)に専念出来る環境と時間を確保しました。



烏丸行きつけのイタリアンでシェフと優雅におしゃべり



また、今年から「夏休み」を完全に取り、8月は「教室」活動を休止します。暑さによる影響も考慮し、少し「涼しい場所」を確保してひと月滞在する事にしました。西宮の住居は半世紀のボロ過ぎ地獄、なぜか断熱材が無い家の中で愛犬共に熱中症になるためですね。抗えず笑えぬ事情です。3度違うだけでも快適。これをお風呂の温度で考察すれば容易に理解可能かと。



ひさしびりにプラモデルをば。心の余裕w


個人演奏家は「自己管理」が全てです。それに「感性」を高める事。

「ふつう」の人間では務まりません。