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本年度、私の授業を履修した学生にインドネシア人の学生がいる。スラバヤからだそう。
日本語も堪能ではあるが、授業でも関西人同士の早口では理解が難しいと思う。確かに初回と二回目は少し困っていたようで、それを日本人の学生に確認した。ケアは必要。
という事なら、僅かながらインドネシア語で話しかけた。ダテに「バリ島」に20回も行っていたわけだが、役に立つもので、とても喜んくれて何より驚いていた。英語やドイツ語はともかく、この大学にそんな教員はいないだろう。
因みに、インドネシアは人口二億人で、ジャランは歩くという意味だ。また、マレーシアでも通じる。
サヤ(私の)、ナマ(名前は)アキヤマ。スラマッシアン(こんにちは)、アパカバール(ご機嫌如何?)、という具合。
で、彼女はその直後から格段に笑顔が増え、上を向くようになったので教員冥利に尽きる。彼女は英語も堪能なので、楽器の掃除方法などはそれで行う。こちらも新鮮。何より心が開いたと思う。
逆の立場だったら嬉しいはずで、しかし、私の場合はカナダとイギリスだったので、誰一人として日本語で話しかけてくれる事はなかった記憶がある。日本語と言えば、スキヤキと津波だろう。
さて、そんなインドネシア人に比べると日本人はかなりおぼこい。
センセ〜しんどい、眠い、終わってくれぃ、お金が無い、と連呼している状態だ。ここでも国力に差がで出していると思った。
せっかくの留学生なのにもっと交流すれば良いと思うが、どうも関心自体を失っているよう。私はスラバヤにも行きたいので、正しく交流しようと思っている次第。ジャワ島でボロブドゥールも近い。
けだし日本の未来が心配である事を実感している。連休の授業日に補講を実施したが生体確認は出来なかった。
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