2019年6月30日日曜日

台中から香港へ C





台中で友人と打ち合わせ、ランチ、商談、相談などを経て台中国際空港へ送ってもらった。
6月末の台湾は晴れや雨やで湿度は高く、正直あまり快適ではない。


空港は綺麗で規模が小さいため並ぶストレスが少ないが、退屈で待つストレスは凄まじい。いずれにせよ人生でこの移動の時間が無駄だと思う。これを練習時間にすればもっと上手くなるだろう。


で、この経路は香港のLCCで数回搭乗経験のあるHKエクスプレス航空を選択。
台中を夕方発で夜に香港に着く便がかなり安かった。満席。

木曜日のこのような地味な便なのに様々な中国系の言葉が響く機内はとにかく耳もよく?閉所恐怖僻のある私には苦痛。
飛行機には興味あるのだが、苦痛が多いのは否めない。しかし、こうして動かないと楽しい出来事も起きにくいのも事実だ。待っているだけで必要とされるなど思わない方が良いだろう。

とは言え、まだ決めていないけれども20年の3月にリコーダーのフェスをするとの事。
協力してくれと。加齢も加味するとこういう事はしんどくなってきたかもしれない。


しかし、今回はこちらのある楽器店さんと新たな関係が構築出来たし、何より多くの意見を求められて楽器や文化の話をしたことはとても楽しかったと感じている。
今回は完全な「通訳」に入って頂いて誤解を生じない形態にし意見をしてきたのだった。

アメリカの車が日本で売れない理由はそれを「絶対にこれで良い」と作り手が消費側を考察せずに勘違いしている点。しかし、ドイツもそれと同様だがよく売れているという点など、日本人の好みなどはなかなか理解出来ないだろう事項であろうし、一定の活動を現実に行っているプロ奏者の意見を聴く楽器製作側は確かにリアルだと思う。ある提案をしたのだが、そこに驚かれてそれに驚いた。そこが吹く人と作る人の相違か。




さて、1時間半で香港に到着するが、実は香港でも人に会って相談事を前に進めようと思って出向いたのだが、日常の通常業務をして疲労困憊な毎日でもうどうでもよくなってしまった。
頓挫するハナシというのはだいたいにおいてそのモチベーションが維持出来なくなってきた。やるならやる、迷うなら辞めるか熟考すればと思う。こちらがお人好しに動くと思うなかれ。


ここまで機内で記入後にスムーズに到着。
LCCでも清潔な方で時間も正確なのだが、(経験済みで知っているのだけれど)1番と2番のABC席は頭上の物入れが航空会社自体の物で一杯なのが不思議だ。とくに最前列は荷物を足元に置けないので「えっ?」みたいなことになってバタバタする。

こちらは3番で、優先予約みたいなシステムを活用し余裕。こういうのが日本には無いのが良いと思う。足元に荷物は上の棚に上げて下さいって、考えれば分かりそうなんだが。

香港は格安らしく沖止めでボーディング・ブリッジゲートには着かないが逆に送迎バスでイミグレ直前までいざなってくれるので悪く無い。しかも21時だし機内は相当の香港人(入国カード不要の人ばかり)でビジターでも競合しないためにすんなりと入国出来た。


機内で買った空港鉄道エアポートエクスプレスの購入済みレシートを荷物を受け取って税関を抜けてから鉄道のデスクに出せばチケットが渡されてスムーズ。丁度良い時間の鉄道に飛び乗ってクーロン駅で下車。7分程待って無料のホテルを経由するK2のシャトルバスで無事に到着した。

尤も、実は30年前からもう数え切れない程来ているので何の事は無い、反面、新鮮味も全く無い。今回は九龍半島の「ザ・カオルーンホテル」を予約。ペニンシュラ・ホテルの経営とかで狭いが立地にしては安くて快適に過ごせる。調度品も上等で結構。センスが良いかな。



チェックインの後は既に22時半になっており、いくら香港でも普通のレストランは無理。以前歩いたK11ビルのハイアットリージェンシー裏の飲屋街のドイツ系パブでビールとソーセージとポテトの食事。香港は各地の生ビールが飲めるのでさすが世界的だと感じる。深夜はインド人だらけでひとり歩きには向かない。それと湿度が高く、凄く暑いのである。

昨日自宅からここまで移動、社交に商談に、でそこそこ疲れた。