最近になってあのヴィヴァルディが作曲したとされるリコーダーと通奏低音のためのソナタト長調が発見されたので、イタリアのソナタ集ですし、この9月の22日に演奏することにしました。
とにかくあまり作品力に恵まれぬ楽器ですので、今後の光明になれば幸いなのですが、残念ながらまぁ「そのまま」なら吹きにくいので難儀です。
しかし、その魅力を音にするのが我々プロの仕事ですから色々と方法を模索します。
ここで考察するのが、イタリア人が好んだとされる最低音がソ(G)の特殊管のアルトリコーダー。(フラウト・イタリアーノ:という呼称あり)
普通ならファ(F)なのでヘ長調や♭系が良く鳴りますが、♯系がそれとなく吹きくい上、作りも少しネガティブになっているように感じる事があります。
(フルートはその点で♯系に強いニ長調Dにアドバンテージがあります)
いくら注意しても書いてもミスがありますね〜このあと直しましたが、 |
で、本来のト長調(♯ひとつ)のこの作品をヘ長調に譜面を二度下げるとG管のアルトリコーダーでヘ長調の運指を使って格段に吹きやすくなるので、、書き換えた次第。音は本来のト長調が鳴ります。
まぁ〜一気に書き上げましたが右手、右腕が、、、、その変わり、F管に比べ、ガンガン綺麗に響く演奏が可能になりました。ともかく、テオルボ、チェロ、チェンバロがバックですのでイーブンで闘わなくては楽しくありません。
多分、昔もその方法で演奏されていた筈です。
ちなみにD管のテナー、F管アルト、C管ソプラノ、G管アルトを使用予定です。
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