昨日、梅雨の晴れ間に恵まれた一日は、普段に指導をさせて戴いている「リコーダーアンサンブル」の発表会を西宮市は夙川福音ルーテル教会にて開催致しました。
チェンバロ通奏低音を伴う個人の発表会とは相対的にプログラム数は少ないものの、のべ人数は相当数になり、会場にはお知り合いやどこかで聞きつけたであろう聴衆に方々によってほぼ満員になりました。
それぞれのグループ演奏は言うに及ばず、ご出演のグループごとに個性と感性が異なる素敵な演奏を聴かせて下さいました。愛好家とは言え、そこまで練習をされ、緊張をされての舞台、それは大変だったと頭が下がります。
しかしその先には成長がありますので、毎年新たな感動があるとも感じます。
違う側面ではプロ弟子は助っ人やステージマネージャーとして大活躍。
おかげで私は非常に楽にステージでのご紹介MCと指揮のみ。
これも年々の変化で嬉しい事です。
出場者の皆様から素敵なお花を頂きました |
いちプログラムで既に世間で活躍しているデュオの演奏がありました。それを聴いていて、思えば私が今後一生で取り上げる事はないであろう楽曲を演奏しているのだなぁ~という想いが走りました。
どちらかと言えば、加齢と共に節操なく何でも演奏することは私には難しく、作品の演奏レパートリー幅が非常に狭くなりつつある事に気づき始めている今日この頃で、これはある意味での万感の思いだったかと感じます。主体となる自分が共感出来ない名作、みたいな物もあるという事です。
それだけに次々にプロ、及びプロを目指す若者全世代に近くにいてくれる事は幸せな事です。
演奏後は少しお話しをして会場での一本締めで即終了。
皆さんの家庭への影響を考え、ダラダラとした宴会は不要という考えです。
蜘蛛の子を散らすように足早に会場を去られ、超優秀な総撤収、というのは美学的に好みです。
手伝ってもらったプロ弟子連とは打ち上げました。
人のふり見て我がふり~もあり、エポックメーカー側としてたくさんのハナシをしてきた次第です。
いずれはそれぞれのお弟子さんが何らかの発表を行う日が来るでしょうし、多角的な視点で現状を見守ってくれていれば幸いです。
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