2012年6月10日日曜日

音楽理論と聴音または良い耳






先般、規模は小さいながら、アンサンブルの発表会を終えました。

毎回、それぞれのグループの様々な発展的進行には頭が下がるばかりです。




「指導」はあくまでもそのグループのパーソナルを生かすお手伝いをする事ですので、
先生的立場の偏った絶対支配音楽等は生まれず、故にそれぞれを聴いていて
飽きる事もありません。適材適所に皆さん全てのパーソナルがポジティブに表現された
場となったと思います。

そもそもコンクール等とは異なり、相対評価、無用な緊張などは無意味ですので、
それはそれはとても楽しいひとときが過ぎて行きます。
一言で言わせて頂ければ、皆さん大人、そしてクレバー・・・。

自主性ありき、自主参加で、やらされている感も皆無。

もちろんそれぞれのご努力が素晴らしいという事は言わずもがな。
他を尊重する余裕が何よりの大人の集団、と言えますか。

それが当方の方向性ですので。

皆さん喜々として取り組み、絶対評価という価値観をしっかりお持ちの事と思います。
当然のことながら、会はとても素晴らしい時間となり終了しました。


参加者の皆様、強力なスタッフを兼務する直弟子さん達に深く感謝を致します。





ところで、


ここ数年で、なぜかどっと若手の奏者が増え、私ももう中堅なのかと証明されてしまう事態に
なっておりますが、幸い音大や音楽学部に身を置いていたプロ教育受動経験者や
幼少から厳しい訓練を受けてきたパーソナルが揃います。

故に聴音力が一般に比して必然的に秀でていますので、そこがまた生きて来ます。

今回行なったスペシャルユニットの演奏に反映される基礎教育はその証明となった
気がしました。


今回のスペシャルユニットではフォーレを♪



若手の急増(最若手は11歳!)はリコーダー界の宝になり得ますので、
こちらも日常努力して関西やアジアの底上げを計りたいと願うことしかりです。

幸い、来年の秋にアジアのトップの方のひとりから先日招聘のお電話を頂きました。
不肖私が恐縮な事です。

取り敢えず私は先行しますが、次々にお弟子が続くように、
この秋からあちらのお弟子さんとも交流を始めます。




もう少しすれば関西とアジアが面白い事になりますよ~に。
LCC効果もありますしね✈




しかしぃ~これを「ガンバる」というのでしょうかしら。