2024年7月29日月曜日

焼ける大阪

 ♪


うちの家屋も地獄ですが、この時期、大阪市の中央区も凄まじいものです。


それは経験済みなので、愛好家の集う夏のセミナーは断固お断りした経緯ですが、ならば?「指導者セミナー」で講師をしてくれ、と言われまして、私独自の教会旋法での演奏指導法を現場の教員の方々に伝えるのは責務としてお引き受けしました。その先に幸せになる子供がいるならやり甲斐もあるでしょう。何より教員の指導要領には無い指導法です。コロナ前は台湾に広めていました。



ところで、音楽演奏と音楽教育の世界には物凄い乖離があり、例えば、運動学者と現役スポーツ選手の相違のようなものですが、今までは指導者の指導法のみだったそうで、奏者は初だとか。ならば、ミニミニコンサートも、と言うことで、やはり、リハーサルはしておこうと言うことで、大阪まで行きました。

多くの税金を払う代わりに、エアコンギンギンで移動出来ますので、その点は車の良い点です。しかし、緑のない大阪の通りはえぐい暑さでした。異常です。帰宅したら自宅も灼熱。脈がおかしい状態です。


未来的に考察しないと命に関わる事が現実味を帯びてきました。屋上にプールで。




そんな中、いつも私のコンサートにお越しになって下さり、教室にもお越し頂いていた紳士の男性が、まだ70代なのに急逝された旨、お嬢様からメールがありました。

先般の還暦コンサートにお越し頂いた時が最後となりました。頭が切れ、上品で魅力的な方でした。


良い人は早逝する、というのは史実的にも本当のようで非常に哀しい気持ちです。心からご冥福をお祈りします。


明日は我が身。自分の人生をより充実させなければいけません。


2024年7月28日日曜日

地獄の気温

 ♪


マンション及び二階建ての家屋にお住まいの方にはおよそ想像を絶するボロい平家の暑さは異常であり、もし地獄があるならば、そういう所かと想像出来ます。周りが二階建てしか無いので風もありません。地獄。


私も60歳。平家の安普請でのエアコン起動部屋とそれ以外の温度差で、ついに「不整脈」が出ました。勿論、すぐにかかりつけのクリニックに行きました。久しぶりに聴診器を当てられましたが、今は服の上からなんですね。それはいかんな、と、ドクターストップが出た感じです。心配してくれるドクターは人間味があって良いですね。人の心配をしてくれるのです。同じ世代の先生です。



どうにもこうにもならない状況、環境に苦しみ、ついに身体に支障をきたした、と言う事。




遺言信託の進行を含め、まだ終活を完了していないので、八月はほぼ別荘に籠る事にしました。そこは総二階建てで、かなり涼しいのです。日本です。


泥棒の心配ですか??そもそも暑くて彼らも避けるでしょう。私はデジタル主義で現金はありません。そもそも暑そうな家には泥棒が入らない、って、諸葛孔明だか延喜式か源氏物語で有名な言葉だとか。縄文時代でも高床式なのに理系の私のパパは何を思ってこういう家55年前にを建てたのでしょう。書物によれば、平安時代の方が今よりも暑かったようです。


とにかく、高温化で不整脈なんて、命に関わります。ゆえに教室は7月で一旦終了。八月は全てお休みですのでお出かけにならないように。



皆様も命を守る行動を。

短い自分の人生です。



2024年7月22日月曜日

大阪クラシック 2024

 ♪


わかりやすい日程、本年9月11日の正午に大阪は本町ガーデンシティのロビーにて、イベントである大阪クラシック公演にて大阪フィルのストリングスメンバーとリコーダーの協奏曲を二曲、演奏します。勿論私がソロイストです。

入場は無料ですが、立ち見の可能性があります。響きは良いとの情報です。


というお話をしたら多く教室の方々がメモをして下さいました。演奏を聴こうとして下さる生徒さんが、私の周りに多くいらっしゃるのは特徴なのかもしれません。演奏し過ぎると飽きられ、しなさ過ぎると単なる指導者に留まりますので、演奏家としてリスクマネジメントはしているつもりです。協奏曲はなかなか機会が無いのですが、年に一回は演奏していますね。


人生は一度きり



同時に学期末、学生に振り返りのレポート記入を指示し、その間にバックミュージックとしてリコーダーの演奏をしたら、素直にその演奏に対する素敵な言葉を多くの学生が書いてくれました。なかんずく教員を目指す学生が授業が今後に活かせそうで参考になったと記入してくれる事には「やりがい」があります。私の大学で使用するテキストは前例の無い秘技が記入してあります。(非売品w)



シニアに突入すると、少し景色が変わり始め、とにかく10代後半から一本通して来て良かったと思えます。少なくとも、最終的に「音」が全てです。専門大学と学部の学生はよく「聴いている」事がわかります。


さて、、殺伐とした社会と化した我が国ですが、学生はゆとり世代から元に戻りつつあるようで、若者に個の力が戻りつつあるように思います。スマホがもたらした「ながら」時間が増えたのは確かですが、差はあれど、真剣な若者が少し増えた気がします。あるいは、こちらの加齢なのか。


しかし、危険な暑さの中でも改善されない大学の授業日程。7月中旬まで授業日って。

誰がどう基準しているのか、命懸けでも学ばなければならないこととは何か。教員も命懸けです。

気象が変化しているのですからそろそろ改善を願うばかりです。




2024年7月8日月曜日

酷暑と学び

 ♪


ここ数日の酷暑で毎日救急車が走り回っている。要するに身体に機能障害を引き起こし、死に至る可能性がある人がいるという事。この酷暑、一体科学は何をしているのかと思う。


ところで、大学組織の少しアホな改革のせいで、この酷暑でも授業がまだある。そもそも暑いので「夏季休暇」がある筈で、そもそも大学関係者や改革をする役人なんてのは勉強は出来るが人間味が少々残念な人間の集まりなのか現場を知ろうとしない。少し謙虚さが必要。お勉強は出来ても世間をみるセンス、才能が無い。正規雇用の安定さがそれを増長させるので尚悪い。自分にしか興味が無いわけだ。そもそも授業回数が増えてこの国は良くなりましたか?



さて、今日でも学生はボーッとしていて授業をしても聞いていない。あくびとスマホばかり。

これを無駄な努力という。非常に怖い事だと思う。思考をしない。思考する時間も与えないほどの授業の回数を与える。時代に合わない制度。とにかく状況判断が出来ない制度。関西ではこれをあほと言う。



教員も人間であり、命懸けであるわけで、授業をさせられ、万が一倒れても補償は無いし、余人で事足りる。とにかく手を抜く事が自分を守る手段でしかない。

高齢者が状況判断出来ないで草刈りに出て命を落とすのとは訳が違う。適温での人間活動の温度すらわからないとは残酷な人生かもしれない。


新しい現実、これが直近の課題であると感じる。部屋で読書でもしておけば賢くなるだろう。


火葬になってから温暖化が始まったと言う説があるそうです。



2024年7月5日金曜日

 ♪


暑くて熱中症になった。下手すればこの世とお別れ。ひどい頭痛に下痢も加わる。もう老人なのだった。いや、暑さを感じるから若いのかもしれない。最近の運動のおかげで発汗もある。

京都の京阪七条駅と芸大の間が僅か5分程度の歩行なのに、だ。一説によれば、平安時代の方が京都は暑かったという説があるが、当時は小椋池で涼をとっていたのだろうし、多分、京都盆地では風が吹いていたと思う。今は低いビルの乱立で空気が滞る。その分、大阪の方が山と海があるため幾分涼しいと感じるし、気温も2℃低い。


と、住んでいる西宮の家が裕福過ぎて平家なため、中が灼熱地獄と化している。きょうび、平家の人などいないだろうから、二階建ての家の二階南向きの室温を考察して頂きたい。トイレでクラクラするし、頭痛がひどい。ロキソニンを飲みすぎると腎臓に悪い。なんとか二階を作ろうか。

家関連が仕事の友人には、「お前の家の屋根にソーラーパネルを付けたいよな〜」と言われ、確かに表面積から考察すると、日照りを吸い、電力を発するので完璧だと思った。が、如何せん、築56年の家を今更お金をかける気にもなれない。相対評価が好きな日本人には伝わりにくいが、「誰よりはマシ」等は無意味であり、現在の状況はなるべくしてなってしまったという絶対領域なのだ。



報道の統計を見たらば、熱中症の発生は50%弱が家の中だそう。確かに住宅街に救急車のサイレンがよく響いている。発見されれば良いけど。





さて、この夏、この暑さから避難し、仕事(お稽古以外)はしばらく休む事にした。もう60だし私は極端に暑さに弱い。特に8月中旬と前後は「避難生活」をします。

うちの周りの住民の家屋が全て二階建てで構成されている自宅にいると風も吹かぬ地獄と化すからだ。こういう状況の家がある状況を「背水の陣」と言う。


自分の人生、まだ元気でいたい。


いずれ建てる家は3階建てにして、屋根に水を噴出させ、ソーラーだらけにしてやる。或いは大橋巨泉よろしく適温地のおっちこっちに別荘を持とうか。





2024年7月1日月曜日

マキタ

 ♪


ふとコロナ禍で良かった事、を考察してみた。


一つは間違いなく京都、奈良の観光、拝観を済ませておいた事。現在はほぼ外国化して異常。そこにいると逆に浮く。また、西国33所も満願し、私は「先達」である。履歴書にも書けるそうで、色々お教え出来ます。


もう一つは「投資」。当時は仕事が無いのでひたすら本を読んで線を引いて勉強をした。集中力は音楽家ならではで、一気に概念を知る事となり、今までの普通預金や貯金の馬鹿らしさを悔いた。せっかく資本主義で自由な国に生まれながら、謎に先人が教えてくれない事こそが投資だと感じた。お金の話を下品と言う時代はかなり昔に終わっている事に気づくべきだった。

貧困化が進む我が国では数学や物理等は生活では役に立たないので教育で投資を教えるべきだ。そもそも働いて儲けるなど身体がついていかなくなり、税金も取られるまま。インバウンドとは無縁に大学講師や演奏の金額は上がらないのでモチベーションは上がらない。日本人が真面目なのは良いが、多幸感と言うとどうだか。米国のありがちなアルバイトが時給3千円を超えたと聞いている。


投資ではコロナで明白に落ち込んだ企業を狙うと、回復した現在、少し良い経験をする事になる。食わず嫌いは良くない、と、つくづく思ったし、結局はやはり米国の投信が強いと感じる。それも円安の要因になってしまっているようだが、企業は輸出で儲かり、法人税が政治に入るので現在は政治家にとっては良い時代だと毎日感じる。今回の都知事選で都の「民度」が理解出来て関西で良かったとも思った。


また、お金を持って天国には行けない訳で、還暦も過ぎれば使うコトも意識するようになる。「いずれ」などは嘲笑の的であり、「今でしょ」とは言い得て妙。いざという時は「阪神大震災」と「コロナ」であったし、まぁ南海トラフが来たらまずさよならでしょう。


などと大袈裟に言うものの、欲しかった掃除機を買ったよ、というとても小さな話である、それでも結構悩んだのだった。正直掃除機等、適当で良いのだが。


マキタという優秀な企業があり、バッテリーが相互に利用出来るという大工さん御用達のメーカーなのだ。インパクトドライバーでも使える。日本の製品はつくづく素晴らしい。




私の車は将来乗りたかったBMWが10年目ナウだが、いつでも綺麗に乗りたいので蓄電式の掃除機が欲しかった。この度、配当もあったので一生使うつもりで購入した。いつも綺麗にしておいた方が安全だろうし高級感も保てる。

流石の吸引力である。家には英国のダイソンは既にあるけれど、半額程度のこれで十分だ。