2021年2月24日水曜日

デスクワーク

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次々に届く封筒。当然これにひとつひとつ熟考しつつ回答していくのが春休みです。休まりませんけど。




21年度は京都、大阪で4大学(国立2、公立1、私立1)で三種類の内容別授業を何コマか担当します。それは精一杯取り組むんですが、陽を浴びない地味な作業が自宅でのシラバス作成。大学もコロコロ変わる上からの要求に応えるためでしょうが、およそ大学らしくない詳細計画を記入するよう指示される次第。何をどうして、どうするので、準備して復習して、何に生かすように、のような事をちゃんと記入せよと。ほぼ脳が支配され考え抜き記入していく地味な作業。

大学の教える側に携わって31年が過ぎましたが、大学生にまで物凄く細かい配慮を必要とする国になってしまったようです。自主性や能動的な人間育成とはどうもイコールにならぬ気もしますが、、。一時代前は日本でも英国でもいかに自分の未来を切り開くかを考え、練習し、研究し、授業に出ないなんて事もしていましたけれども、出席自体も物凄く厳密に扱うようにもなってきています。同一に人間が多数輩出されるかも知れないのが心配ですが。


いずれにせよ、若い学生の皆さんと、将来その教え子になる子供たちの未来が明るくなるように、と思い、教えて行きたいと思います。


2021年2月17日水曜日

鹿

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不要不急の用事ついでに緊急事態宣言の無い奈良県は「東大寺」に立ち寄りました。

緊急事態下のスーパーマーケット等の人出や密度に劣る位にしか人がいません。大仏殿境内の中にはせいぜい10人程。係の方々はまぁ暇そうです。


十人ほどの境内内などは異常な空間です


コロナが収まるようお昼に特別な読経(華厳宗)が行われていました。東大寺大仏殿でお経を聞きながら毘盧遮那仏如来を見上げるなんて特別かと思います。昔、数回来た事がある筈ですが、記憶はほぼありません。ただ、加齢からの参拝は良い意味で色々と入ってきます。

かの鑑真(唐招提寺)や空海(善通寺、神護寺、東寺、高野山金剛峰寺)もここに居住していたのか、等とは知らなかったものです。



二月堂に向かう途中の飲食店の奥様が「もう店が持たない」と嘆いておられる位に人が超激減だそうです。確かに鹿の方が多い状況。鹿だらけか鹿が目立つのか。


鹿しかいません。



「御朱印」で分かった事ですが、「書く」方達の会話内容から、それぞれの係の方の収入となる事がわかりました。ブームで並ぶ時期なら考察もしない事でしょうけど、これは意外でした。それだけに非常に丁寧な対応と文字で対応して下さり、深く御礼を言って下さいます。ですので、スタンバイ数人の時は目を合わせてみて下さい。


コロナが無ければ、外国に出向いて忙しくのんびりしていたでしょうし、まさか東大寺に行ってみようと思わなかったでしょうし、そもそも人口過密と並ぶ事が嫌い過ぎるので、今しか出来ない行動もあるかと。




で、また国会議員が高級ラウンジに、、ですと。奈良では鹿を見ましたが、馬鹿なんですかね。




2021年2月2日火曜日

シラバス作りと銀座

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我々の学生時代等は良い意味でテキトーにされていた大学の授業。もちろん、結局は個々の力やモチベーションで将来が変わってきます。芸術系等は学びたければ自分で勉強、練習、研究をしたもんです。そもそも英語の授業がいかに役立たなかったかで理解出来る方も多いでしょう。

時代は変わり、大学の講義演習授業は年間絶対回数が決められ、一回に何をどのようにしてどう役立つか~という内容を第三者が納得出来るように作成、記載しなければなりません。正規、非正規に関わりません。休講すれば必ず補講も。

これを複数年勤務済みの場合は自分で更新をすれば良いのですが、前任がおられた場合は一言一句同一では無い訳ですから、そこそこを書き換えねばなりません。


この準備は実は結構大変なのです。例えば、リコーダーだけを教えていれば良いのならこちらも知識、知見、見識、経験は豊富です。しかし、少し抽象的に寄る合奏授業になれば、様々考察せねばなりません。


およそ2週間程かけて下地を作り、緊張感をもって大学内のシラバス頁に書き込みます。これはそれこそパソコンの前で息を止めながら超集中せねば出来ない作業。国の指示ですし、学生の将来に関わりますからへとへとになりますが、仕事内ですので3時間途切れず行います。(昔のせんせいがたは楽だったのね~、、。)


ただですね~

その日にテレビで報道された「銀座のクラブ」うんぬん、、、もんかふくだいじんも??


で、もう一月延長され、飲食は勿論でしょうが、芸術系も心が折れつつあります。赤字のバロックパブでも経営していれば良かったかと思う始末。


超公務員国家らしいし、平和で何よりですが、さて、本当のプロフェッショナル業(経営者とは別)が果たしていつまで持つやらにいよいよなって来ました。

発信者には受信者が必要で、逆もまた真なりかと思いますが。