2015年9月8日火曜日

大阪クラシック2015,第21回公演



「大阪クラシック」という事業が始まって10年。今日は15年の二日目で第21回公演にソロイストして参加させて戴いた次第です。場所は北浜にある大阪証券取引所の立派なドーム空間。





ほとんどの公演は無料で市民に開放されているのもあり、聴衆の数たるや600人!!
古楽がどうだとかの世界とは無縁。大阪フィルの強力なストリングスメンバーのバックに史上初のリコーダーをドカン、と吹いて来ました。





大阪フィルの桂冠指揮者である大植英次氏がプロデューサーなんですか、公演に駆けつけて下さり、前座から演者や聴衆やらを盛り上げておられました。おかげで超絶技巧である本来はプリンシパル・ヴァイオリンの担当するヴィヴァルディ「四季」の「夏」最終楽章のパートを私が担当したアンコールをさらにも一回!?のリクエスト。



要は膝を使うこちらの技巧に、聴衆に写真をとりましょう、と。こちとら負けておれませんから、バリバリに演奏致しましたが、アンコールで同じ曲を二回は前代未聞。毎度、勉強になりますが、彼の役割を学びました。




私を引き出してくれたチェロの庄司氏。他、ヴァイオリンの高山さん、藤木さん、ヴィオラの佐藤さんの演奏は入団間もない若いメンバーなのに、しっかり信頼出来る秀逸な奏者。


質問攻めにw




終演後、様々な質問攻めに合いました。リコーダーはあくまでも教育楽器である、とまだまだ周知されていない事に少々驚愕の念は否めません。未だに啓蒙活動というのもですね~。


幸いプロ弟子と将来目指すお弟子さんが大集合してくれて、リアルな現場を見てもらって嬉しく思いました。えげつなく孤独アウェイな環境に対し、メンタル、フィジカルは無論、古楽やモダンを超えた個のスキルについて、何らかのメッセージを伝える事が可能であったという気がします。プロはとにかく孤独に、目立たないで、愛好家とは二枚程の壁を隔て、ひたすら練習し、個のスキルをひたすら上げる事です。