2015年9月30日水曜日

やらかしました

 ♪


「やらかす」という日本語。これは日本語ならではの美学的言語だと思う。心中察するに的確。
仮に、I did it としても伝わらないし、 I missed でもないのだ。

関空を定時に出発したB777-200。よく事故を起こす事は置いておいて、リノベーションが済んだ機体だったので、エコノミーでも快適。

9月末のタイミングで本番、という移動のために今回はLCCを避け、メジャーのHPから最も安価なチケットを購入した。去年なども妻の便が台風で飛ばず、しかし電話一本で振り替えが効いた経験である。それでも定価は2万2千円なのだからどうなっているのだろう。スターアライアンスのマイレージも貯まり、昼食もサーブされる。12時50分発の便でも早朝7時20分からチェックイン可能。




さて、2時間弱でインチョンに到着。安定飛行。イミグレーションも待たず。荷物は無事に出てきて安堵。なにせ楽器があるし、楽譜もある。


ここからである。


「コネスト」という韓国訪問に欠かせないサイトから予約した6人乗りのタクシーなのだが、ゲートを出ても、いるはずの運転手がいないではないか!

用意しておいて良かったが、一応申し込みの画面を印刷しておいたので、すわそれを見た。


なんとっ!一日後に予約をしてた次第!!ううぅ


仕方がない、とにかく6人以上で乗れるタクシーを探す。
1番ゲートの付近で聞くと13番に行けという。13番まで多分500メートルはあろうか。
タクシーゾーンの係りに聞くと、8番に行けという。
多分240メートルはあろうか。

結局、その付近のタクシー申し込みカウンターでジャンボタクシーを頼む事に成功。
しかも日本からの予約より3千円は安い。

それは結構。しかも日本語ペラペラの品の良い運転手さんでガイドもしているそう。



さて、間違えたコネストの方をキャンセルしなければならない。今日の18時までにしないと100%のキャンセル料金が発生するからだ。今日なら50%である。こちらのミスだから仕方ないが、何とか半額に抑えたい。それでも6千円はかかるのだ。

日本の携帯電話で国際通話を試みるもなぜか通じない。SIMを購入してスマホに入れてもすぐに開通しない。無料のWi-Fi環境も不安定過ぎる。あとで判明するが、そもそもHPにキャンセルボタンが無いのだ。

仕方無い。
ホテルに17時25分に到着。で、電話をしてキャンセル出来た次第である。


やらかしたのであった。後日、キャンセル料を支払えと。はい。


疲れた。脳が。


明日は本番。


みなさん、(家族を伴う6人旅行などの)ジャンボタクシーは現地の受付デスク調達で十分ですよ。


@ソウル


追伸:

両両親を同行していて(仕事にふける)我々の部屋のみ格安の狭いツインで予約していたら、チェックインでランクアップしてくれました。高層階、同料金で広くて結構。良い事もありますね。
プラマイゼロになりにけりwww


(^^♪

粋な計らい@関空




私のイライラポイントの一つに「待つ」という無駄な行為がある。

客を待たせる飲食店などは問題外。それ自体が市場をつかんでおらずサービス業とは言えまい。
空港の荷物検査も難なのだが、何よりICチップ内蔵なのになぜ並ぶ母国日本のイミグレーション。


なわけで、随分以前に大阪南港の入国管理事務所までわざわざ出向いて「自動ゲート」の
手続きを行っていた。

しかし、である。そうしたにも関わらず何回も「このパスポートは認識出来ません」となる。
最近では、あきらめて普通の行列に並んでいた。

で、今日、さっき、再度試みた。




やはりはねられた→係りの女性二人に質問を受けた→「自動化受領」の印を確認。
おかしいですね→こちらで確認してみますねと二人で一生懸命確認をしてくれる。

なんと! AKIYAMAが  AKIWAMAとなっている事が判明!! MがW・・・。
大阪の南港にある入国係官のミスである!あの兄ちゃん!税金!


結局、ヒューマンで個に寄るのだと思ったのだが、今日の女性二人は実に敏速にその対処を
行い、訂正手続きをしてくれたのだ。
しかも、直したパスポートが通過するかも二人でつい添ってくれて、最後は「よかったですぅ~ってらっしぁ~~~い!!!♡」。


実は今まで数回、なぜ手続き済みなのに使えないのかと、中部や成田でクレームを付けた事があるが、「なぜでしょうねぇ」で終わり。「パスポート自体を作り直しかなぁ」と抜かしたおやじまでいたのだった。


素晴らしい対処に気分が良い。
確かに仕事によっては断然に女性の方がよく出来る職種はあろう。

というわけで、彼女たちのおかげで今後は日本の出国入国に今後は並ばずに済むことになった。



まもなく(少なからず事故多発中)のアシアナ航空でインチョンに飛びます。


(^^♪

2015年9月29日火曜日

りりか




あまりにも慢性的に肩こり(肩甲骨周り)が続いているのと、明日からの渡韓に苦痛を伴う事に嫌気がさして、ニンニク注射ついでに内科医院のドクターに相談してみた。

神経ブロック注射も可能だが、万が一でも指に支障が出て演奏に関わっては良くないので、との心遣いもあり、薬が処方されたが、その名が「リリカ」という洒落たお姉さん的な筋肉弛緩薬。

ネットで調べてみると、加齢による慢性の肩こりなどに処方される、とある。一日服用しただけで、確かにふわふわと効果しているように思うので効果しているのだと思う。

こういう方法があったのね~と。
もちろん、整体やカイロなどの気持ちさは世界観が異なるため、出来れば薬の服用等は避けたいが、なるほど2週間で1500円程なら海外に行く際の方法論としてはありかもしれない。



さて、前日にホテル関空日航に入った。よく使う駐車場付きプランで、結局なかなかお得というそれなりのプラン。で、ついにポーターが外国人になった。ロビーも外国人だらけ。
日本の企業の雇用に変化が出ているのは確かかと。

JALホテルズはオークラと共に「ワンハーモニー」という組織で構成されており、一年の泊数でスタンダード会員よりランク上の会員になる。そうなるとグレードアップのチケットのセットが送付され使用できる。

アメニティがわんさか付属する洗面所
 

今日は、駐車場も1番の場所が開いていて、明石海峡が見える上層階のランウェイビューのプレミアムツインで大変結構。明日からの激務にはひとときの癒しとなろうか。


コンプリメンタリーの水、コーヒー、紅茶、緑茶に空気清浄器も


あす、アシアナ航空111便でインチョン空港に飛び、ミョンドンの先月利用した日系のロワジールホテルに滞在。ようこそ台風21号が台湾方面に行ってくれたもので、ともすれば危なかったのは幸いである。


2015年9月27日日曜日

火もまた涼し?



心頭滅却すれば火もまた涼し~なぞは序の口ですね~という出来事が学期開始にわんさか。
学校に行くなら図書館にでも行くか、と。国会の茶番にも及ばん民度の低下進行中。


まぁ、来週はソウル市での公演があるので、人間性と芸術性を回復出来そうです。
幸い、同じベクトルに向かう音楽性や技術が伴う仲間との演奏会ですので何より。

ここまで老いが進むと一つとある種の概念が沸き起こるもんで、すなわち、長生きはするもの。


「違和感の排除」


これはある種ポジティブな思考です。


簡単に言えば、安直な人間、主観の押し付け、時間にルーズ、へたくそ、食べ方が下品、チープな自慢、など枚挙にいとまがありませんが、自分の余生にはお付き合いする必要性を排除しなけれ、残りのプロ人生は無駄が多いという気がしてきました。


反面、その逆な人格の方も存在し、助けてくれてベクトルも合う人も確実に存在します。
それが社会と言われればそれまでですけれど。


プロは孤独に耐えるもの。

大変な職業ですわ。




で、台風21号の直撃は免れ、そろそろ渡韓し、ガツンと吹いて参ります。





2015年9月24日木曜日

毎日放送(関西)




関西地方の夕方の大型番組「ちちんぷいぷい」に数秒登場。

竹山さんの匠ぶりがよく伝わる構成になっていました。(視聴者目線)

取材する側が取材時に、される側に対して的確かどうか、で、番組の完成度が変わる、
という気がするのは経験地ですが、今回は無駄なく的確でした。(主観)




楽器製作家と奏者が一体となって音を作り出すのですよ~、という流れの中での出演でした。



2015年9月21日月曜日

残念な事




残念な死亡ニュースが流れました。

NHKで「国際報道」なるニュースでキャスターをされていたアナウンサーの女性が、急に胃がんで
亡くなられたのです。

http://www.centforce.com/profile/t_profile/kuroki.html


この番組、彼女の品格と教養のある姿で、いつも的確なため、個人的に好んで観ていたのです。

31歳とは気の毒ですし、若過ぎます。そして、残酷な事です。

どうぞ安らかに。


2015年9月13日日曜日

グレードアップ




チェンバロを買い換えました。




今までは一段鍵盤の物で、勿論十分に本文を発揮をする楽器でした。
二段鍵盤は車等と同等にボディが大きくなり、装備も増し、全体のポテンシャルが上がる事になります。









関西のステージで目にして頂ける日が来る事と思います。


2015年9月10日木曜日

J ホール 岡山公演

♫ 


昨日、文化庁事業、岡山大学医学部と岡山シンフォニーホール共催のレインボーコンサートに
招聘頂き、出向いて演奏して来ました。


関西は台風による大雨ながら、西へ行くにつれ何ら影響のない天候に変わって行きました。




医学部に到着。お昼をご馳走になりましたが、岡山大学病院内にはスターバックス、上島珈琲、
カフェ、レストランがあります。一見してショッピングセンターのよう。時代は変わっているのですね。


で、Junko Fukutake Hall はというと、まるで南国大リゾートホテルのチャペルのように美しい建家。
デザインも秀逸なら、音響もリコーダーカルテットに理想の200人。





おかげさまで、無事に公演を終えました。
メンバーも毎回スキルが上がり、最近、方向性も定まって来ました。
全て個の力と信頼関係かと思います。


財前、深田、秋山、木戸



関係者の皆様とご来場頂いた実に180人(平日の15時)にも及ぶ方々に深い感謝です。



個人的な事ながら、今回は深い「縁」を感じました。

①招聘下さったのは元レッスンで通われていた岡山の方。
②私の父方の祖父が正にこの医学部(旧岡山医専)の出身。
③妻の両親は岡山出身。
④現在、アンサンブルのレッスンで岡山に月に一度通っています。
⑤ついで、文化庁の事業だったんですが、「長官」が実兄の元上司です・・・w

地元以外でこんな場所は無い、ですよね。




大阪クラシックでの一幕



手前味噌で恐縮ですが、こんなブラボーは初体験。孤独に耐えてこそ感動があります。



大フィルの高山さん、藤木さん、(秋山、)佐藤さん、庄司さん




2015年9月8日火曜日

大阪クラシック2015,第21回公演



「大阪クラシック」という事業が始まって10年。今日は15年の二日目で第21回公演にソロイストして参加させて戴いた次第です。場所は北浜にある大阪証券取引所の立派なドーム空間。





ほとんどの公演は無料で市民に開放されているのもあり、聴衆の数たるや600人!!
古楽がどうだとかの世界とは無縁。大阪フィルの強力なストリングスメンバーのバックに史上初のリコーダーをドカン、と吹いて来ました。





大阪フィルの桂冠指揮者である大植英次氏がプロデューサーなんですか、公演に駆けつけて下さり、前座から演者や聴衆やらを盛り上げておられました。おかげで超絶技巧である本来はプリンシパル・ヴァイオリンの担当するヴィヴァルディ「四季」の「夏」最終楽章のパートを私が担当したアンコールをさらにも一回!?のリクエスト。



要は膝を使うこちらの技巧に、聴衆に写真をとりましょう、と。こちとら負けておれませんから、バリバリに演奏致しましたが、アンコールで同じ曲を二回は前代未聞。毎度、勉強になりますが、彼の役割を学びました。




私を引き出してくれたチェロの庄司氏。他、ヴァイオリンの高山さん、藤木さん、ヴィオラの佐藤さんの演奏は入団間もない若いメンバーなのに、しっかり信頼出来る秀逸な奏者。


質問攻めにw




終演後、様々な質問攻めに合いました。リコーダーはあくまでも教育楽器である、とまだまだ周知されていない事に少々驚愕の念は否めません。未だに啓蒙活動というのもですね~。


幸いプロ弟子と将来目指すお弟子さんが大集合してくれて、リアルな現場を見てもらって嬉しく思いました。えげつなく孤独アウェイな環境に対し、メンタル、フィジカルは無論、古楽やモダンを超えた個のスキルについて、何らかのメッセージを伝える事が可能であったという気がします。プロはとにかく孤独に、目立たないで、愛好家とは二枚程の壁を隔て、ひたすら練習し、個のスキルをひたすら上げる事です。