実に自律神経がフル稼働の新学期のこの時期。
準備と人疲れで満身創痍。
慢性疲労症候群に陥る事を避けるために、方法を探る毎日です。
私ももう、齢い50です。
内科でのニンニク注射、二時間ほどの部分整体、根本治療のカイロは欠かせません。
おまけに眠るための薬処方。
これには当然代金がかかりますから、スポーツマンよろしくなかなか大変です。
教育大では板の間で寺子屋のように(授業終了後の記念撮影) |
週末に大阪教育大学で2コマ、四回生16人への指導演習という授業で初出講。
さすが国立でしょうか、実に真面目で理解やレスポンスは抜群。優秀そのもの。
いわゆる芸術系大学の事情とは個や施設の方向性や人間が少々異なります。
週が開けると、まずは大阪音楽大学で4コマ連続で器楽合奏、この日でおよそ90人でクタクタ。
週半ばは京都市立芸術大学で器楽合奏と古楽演習でおよそ60人。もうガタガタ。
そしてまた大阪音楽大学に出向き、器楽合奏2コマでおよそ40人に授業をします。ボロボロ。
本年度、対峙する学生さんは三大学でおよそ190人程でしょうか。
一応、今年度で国公立私学を制覇?
内容は「器楽合奏」、「古楽実習」、「音楽指導演習」というもので、
詳細はともかく、その「用意」だけで実に大変です。
物的用意と教授する手前の用意で自身の脳内は毎日が大騒動。
土曜に木曜を考えて月曜にコピーなど。収納は須らく愛車のトランクです。
音楽を取り巻く環境も日進月歩であり、流行りの傾向や新しい用語などで毎度、教科書を改訂
していかなくれはなりません。自費で新しい書籍も購入し研究。
AKB48やジブリの新楽曲もあり、古楽面では「H.I.P」(ヒストリカル・インフォームド・パフォーマンス)などの新しい概念を伝えて行きます。
自分の才能や限界を客観視出来ていないと、即ち馬鹿ですから、理性を維持出来うる範囲で
働かなければ、結局様々な方々に迷惑をかけることになりかねませんから注意。
さて、リコーダーという楽器の正しい知識を専門学生に伝える大役。
これ、実に26年目になりました。
長生きはするもので25年の節目で新しく国立法人から依頼を戴くのですから、
真面目にやっておくものです。
各大学は非常に個性があり、画一的な方向に陥らないのは、結果としてわたし個人には
ありがたい事実です。一大学の疲弊した中で仕事をすると負のスパイラルの一員になり、
井の中の蛙で個人として引きずられるため、丁度3大学程が冷静になれて良しでしょう。
ところで、以前は50位で引退か、と考えていたものの、そうはいきそううもなく、
海外も含め今年はなぜかパーソナルな本番も多く入っています。
教員としての面が学期間は強くなりますが、演奏の機会もしっかりと
お声がけ戴けるのも幸いな事です。
他楽器では普通の事が、こと、リコーダーに於いては事情が少し異なるので多角的に、
また、未来に向ける方向性を作れれば、と感じます。
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